前回が男性だったので、今回は女性。線のトレーニングをしつつ、今回はさらにこれまで観察で得てきた省略技法を試していきたい。いつも通りClipstudio、Gペン筆サイズ12。

今回トレースするのはこちら。

Free stock photo of adolescent, beanie, beautiful Creative Commons Zero(CC0)

目に生気を持たせたい。ここで、漫画的手法を使っていこうと思う。目は常に潤っているので光を常に反射している。光周りを表現に含めた漫画的なシンプルな表現は、扱いやすく「生きている」雰囲気を与えてくれる。

 

口元は、できるだけ省略してみた。漫画でよくある口の端だけ描き、中央が繋がってない表現だ。

繋がってないのに繋がって見える。これはゲシュタルト心理学の理論「ゲシュタルトの法則」の「閉合」によるものだ。(関連: なぜ、ゲシュタルトの法則はデザインに活用されているのか?

繋がって見えるので「口である」ということ自体は成り立つ。さらに、線が少ないと美しく見える。なぜ美しく見えるかについては、別で調べてみることにする。

まつげも口も眉毛も、微妙だな…男性の時のヒゲは簡単だった。なぜなら自分は男だから、「ヒゲの性質」を知っている。だから「自然とヒゲのはえかたはこんな感じだよな」という過去の記憶からリアルめに再現することが可能だ。

だけど化粧はしたことがない。だからこそ、女性を描くのに過去の記憶を参照できない。全体をある程度トレースしたら、ちょっと調査してみることにする。この細かな部分の再現をやってみると、繊細な線を描くトレーニングになりそうだからだ。